

- 英語の5文型がわからない・・・。
こんな疑問を解決します。
✓この記事を読むとわかること
- 英文法の基礎”5文型”について
本記事を書いた人は下記のような人です。
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私も2年前までは英語超初心者でしたが、今では海外駐在員として現地人のマネージャーとして仕事をしています。
本記事は40代になってから英文法の勉強に苦労した過去の自分にむけて書いています。
当ブログでは、英語初心者向けに英語学習のノウハウやおすすめオンライン英会話を紹介しています。
興味のある方は是非覗いていってください。
目次
英語の文型とは?

そもそもSVOの説明に入る前に、英語の型について解説します。
英語の文型とは”語順”です。
ご存知のように、日本語と英語では単語を並べる語順が違います。
その英語語順を「S=Subject 主語」「V=Verb動詞」とか記号を使って表現したものが、SVO型、SVC型などで表現されます。
ちなみに、文型は5つあって『英語の5文型』と呼ぶが一般的です。
この5文型については知らない人も多いと思いますが、英語の基礎になる部分なので、きっちり押さえておくことをお勧めします。
ですが、5文型にあてはまならい英文が日常会話では沢山あるため、これだけを覚えておけば喋れるようになるわけではありません。
「だったら、覚えなくていいんじゃない?」と思うかもしれませんが
事実、5文型を知らなくても日常的に英語を話すことは100%可能です。
ですが、日本語との語順の違いをきっちり理解しておくことで、英語の文法学習においてはセオリーです。
知っておいて損はないと覚えておいてください。
文型記号SVOC+Mの意味

5文型を解説する前に、「SVOC」など記号について解説しておきます。
「S=Subject」は主語
- 「S」:主語
- 「Subject(主語)」の頭文字
日本語でも主語=Syugoなので、S=主語というのは覚えやすいですね。
主語は、「私は」「彼が」などの「~は」「~が」にあたる部分を指します。
日本語では省略してしまって、会話の流れから察する場合が多いですが、英語は基本的には主語が必要です。
ちなみに、Google翻訳を使って日本語を英語に直すと勝手に英語の主語が入るのもそのためです。
- 主語Sの基本
- 主語になるもの: 人や物など名詞。
- 配置 : 主語は日本語と同様、文の一番前にくることがほとんど。
- 例文
She is a tennis player.
彼女はtennis選手です
→ この文では「She(彼女が)」が主語です。
- 例文
His father works for Panasonic.
彼の父親はパナソニックに勤めている。
→ この文では「His father(彼の父)」が主語です。
「V=Verb」は動詞
- 「V」:動詞
- 「Verb(動詞)」の頭文字
- Eat 「食べる」
- Look 「見る」
- go 「行く」
などの行動を表す表現は『一般動詞』
- He is 彼は~です。(彼は~にいる)
- I am 私は~です(私は~にいる)。
に使う、is am は『be動詞』という動詞になります。
- 動詞Vの基本
- 基本的に、動詞は主語の後ろに配置され、主語S+動詞Vの型(SV)になります。
- 主語と同様動詞の無い会話はありません。(会話の流れ上、省略されている場合を除く)
こちらも、Google翻訳を使って日本語を英語に直すと勝手に英語の動詞が入るのもそのためです。
- 例文
She is a tennis player.
彼女はtennis選手です
→ この文では「is(です)」が動詞です。
- 例文
His father works for Panasonic.
彼の父親はパナソニックに勤めている。
→ この文では「work(s)(勤めている)」が動詞です。
ちなみに、動詞の前に付く、助動詞(will , may )などは動詞Vと一緒に使います。
- -will be
- -may be
- -can work
など。
「O=Object」は目的語
- 「O」:目的語
- 「Object(目的語)」の頭文字
動詞Vの動作の対象が目的語Oです。
文章の中では「~を」「~に」に該当する部分。
- 目的語Oの基本
- 動詞Vの動作の対象が目的語
- 基本的には目的語には、名詞が入る。
- 例文
I watch movie.
私は映画を見ます。
→ この文では「movie(映画)」が目的語です。
動詞Vの「見る」の対象となる「何を(見るのか)」の部分が「movie(映画)」です。
「C=Complement」は補語
「C」:補語
「Complement(補語)」の頭文字
補語は文字通り「補う言葉」で、文章の中で主語Sや目的語Oに対して情報を補う役割。
- 補語Cの基本
- 情報を補うとともに、主語Sや目的語Sとのイコール関係が成り立つ
- 「S=C」、「O=C」という形で表現可能。
- 例文
He made her sad.
彼は彼女を悲しませた。
→ この文では形容詞の「sad(悲しい)」が補語です。
「sad」は目的語の「her」(彼女の状態)を説明しています。
言い換えれば、「Se彼女(O)」=「sad悲しい(C)」が成り立っています。
- 例文
He is a student.
彼は学生です。
→ ここでは「He彼(S)」=「生徒student(O)」が成り立っています。
「M=Modifier」は修飾語
5文型で使う記号は「SVOC」の4つです。
ですが、もう一つあって、それは「修飾語」の「M」です。
「M」:修飾語
「M」:Modifier(修飾語)」の頭文字
- 修飾語Mの基本
- 主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)をさらに詳しく説明する役割。
- SVOCに当てはまらない単語
- 例文
I work hard.
私は熱心に働く
→ この場合、「hard(熱心に)」が修飾語。
「work(働く)」を説明しています。
修飾語は無くても文章の意味が成り立つのが特徴です。
- 例文
We worked in the office.
私たちはオフィスで働いた。
→ この場合「in the office(オフィスで)」が修飾語。
この場合も、in the officeが無くても意味は通じます。
副詞や、「in」など前置詞を使う表現は修飾語である場合が多い。
修飾語Mは文型という説明には含まれ無いが文章を構成する要素の1つです。
英語の5文型

ここからは、それぞれの文型のその特徴、日本語訳を見てみましょう。
次の表が英語の5文型と言われるものです。
文型 | 基本の意味 | |
1 | 第一文型:SV型 | Sが~する/Sが~の状態にある |
2 | 第二文型:SVC型 | SはCである |
3 | 第三文型:SVO型 | SはOを~する |
4 | 第四文型:SVOO型 | SはO1にO2を~する |
5 | 第五文型:SVOC型 | SはOがCするのを~する |
一つずつ見ていきましょう。
第一文型:SV型
一つ目はSV型=「主語S+動詞V」です。
- 第一文型:SV型の基本
日本語訳:「Sが~(V)する」
状態を表す動詞の場合、「Sが~の状態にある」となります。
動詞は自動詞*のみ
自動詞、他動詞について
- 動詞は、文字通り自分が動く動詞。
- 自動詞の場合あとに目的語をつけることができません。
- 自動詞の例:「come」,「go」,「live」,「stay」,「walk」など
- 他動詞との見分け方は、その単語自体に「”~を”***する」のように”~を”が無ければ自動詞。あれば他動詞です。
- 例えばeat(食べる)には「食べる」という意味で、(~を)が含まない意味があります。*eatは他動詞としても使えるhttps://ejje.weblio.jp/content/eat
- 一方、例えばdiscuss(議論する) には「(~を)議論する」という(~を)の部分が単語に含まれているので、他動詞です。https://ejje.weblio.jp/content/discuss
- 例文
She runs.
彼女は走る
⇒「主語S= She」、「動詞V= runs」
このSV型は型通り、主語と動詞だけが基本です。
しかし、実際は主語と動詞だけ使うことはなく、「主語+動詞」と「修飾語(M)」を合わせて使います。
- 例文
I walked in the park yesterday.
昨日、私は公園を散歩した。
⇒「主語S= I」、「動詞V= walked」
「修飾語M= in the park」、「修飾語M=yesterday」
このような文章でSVかどうかは、修飾語が無くても文章として成り立って意味がわかるかどうかです。
つまり、
I walked.
私は散歩した。
⇒これだけでも意味は通じますよね。そのためSV型です。
ちなみに、
- 例文
There is a book.
本がある
⇒ 「動詞V=is」、「主語S=book」
There+V+Sの語順ですが、SV文型です。
第二文型:SVC型
二つ目はSVC型=「主語S+動詞V+補語C」です。
- 第二文型:SVC型の基本
- 日本語訳:「SはCである(V)」
- 第二文型では補語Cは、主語Sを説明(補足)する型
- そのため、「S=C」という関係が成り立つ。
- 例文
Jones is a politician.
ジョーンズは政治家です。
→ 「主語SがJones」、「動詞Vがis」、「補語Cがa politician」です。
つまり主語S:Jones=補語C:a politician。
- 例文
She looks young.
彼女は若く見える。
→ 「主語SがHe」、「動詞Vがlooks」、「補語Cがyoung」です。
つまり 主語S:He=補語C:young
SとCがイコール(=)でになる文章は多くありません。
何故なら、この動詞が限られているからです。
- 第二文型で使える主な動詞は以下
- be動詞
- look : ~を見る
- seem :~に見える
- appear:~見える
- get :~になる
- become:~になる
- turn:~になる
- make:~になる
- feel:~を感じる
- taste:~の味がする
- smell:~のにおいがする
- sound:~の(ように)聞こえる
*受動態(受け身)も「S=C」が成り立つので第2文型となります。
第三文型:SVO型
三つ目はSVO型=「主語S+動詞V+目的語O」です。
- 第三文型:SVC型の基本
- 日本語訳:「SはOを~(V)する」
- 第三文型では目的語O
- 目的語Oは、「~を~する」の「~を」の部分。目的語をとれる動詞は、他動詞*。
*動詞の8割が他動詞です。そのため、動詞で覚えるのではなく、自動詞ではないこと、目的語があるかどうかで判断。
- 例文
I bought a house.
私は家を買いました。
→ 「主語SがI」、「動詞Vがbought」、「目的語Oがa house」です。
- 例文
He helped us.
彼は私たちを手伝ってくれた
→ 「主語SがHe」、「動詞Vがhelped」、「目的語Oがus」です。
SVC文型では「S=C」でしたが、SVO文型では「S=O」とはならない。
第四文型:SVOO型
四つ目はSVOO型=「主語S+動詞V+目的語O+目的語O」です。
- 第四文型:SVOO型の基本
- 日本語訳:「SはO1(人)にO2(物・こと)を~(V)する」
- 目的語(0)が2つあるため、区別するために前にある目的語を「O1」、
後ろの目的語を「O2」と表記する場合あり(「S+V+O1+O2」)
基本は以下2つ
- 「O1」は通常「誰に」にあたる「人」が入る。
- 「O2」は「~を」にあたる「物・こと」が入る。
- 例文
My parents gave me the Christmas present.
両親が私にクリスマスプレゼントをくれました。
→ 「主語SがMy parents」、「動詞Vがgave」
「目的語O1がme」、「目的語O2がthe Christmas present」
- 例文
He sent his girl friend the gift.
彼は彼の彼女にギフトを送った。
→ 「主語SがHe」、「動詞Vがsent」、「目的語O1がhis girl friend」、「目的語O2がthe gift」になります。
目的語を2つ置くことが出来る主な動詞は下記
- ask : O1にO2を聞く
- tell : O1にO2を伝える
- give : O1にO2を与える
- pass : O1にO2を手渡す
- get : O1のためにO2を手に入れる
- buy : O1にO2を買う
- sell : O1にO2を売る
- send : O1にO2を送る
- write : O1にO2を(手紙)を書く
- lend : O1にO2を貸す
- teach : O1にO2を教える
- make : O1のためにO2を作る
- cook : O1のためにO2を料理する
- find : O1のためにO2を見つける
- offer : O1にO2を提供する
- pay : O1に(O2=お金)を払う
*O1には人が入る。
第五文型:SVOC型
五つ目はSVOC型=「主語S+動詞V+目的語O+補語C」です。
- 第五文型:SVOC型の基本
日本語訳:「SはOがCだと~(V)する」
「SはOがCするのを~(V)する」
第五文型 = 第三文型「SVO」 + 補語C(目的語(O)を説明する
補語は目的語を説明しているので、「O=C」の関係が成り立つ
「目的語O」には、代名詞が入る場合が多いです。
*代名詞:「me」、「you」、「him」、「them」など
- 例文
She calls me Julia.
彼女は私をジュリアと呼ぶ。
→ 「主語SはShe」、「動詞Vはcalls」、「目的語Oはme」、「補語CはJulia」
- 例文
You made me fun.
あなたは私を楽しませてくれました。
→ 「主語SはYou」、「動詞Vはmade」、「目的語Oはme」、「補語はfun」となります。
第五文型で使う主な動詞は下記
- make : OをCにする
- get : OをCにする
- let : OをCの状態にしておく
- keep : OをCの状態に保つ
- find : OがCだと気づく
- drive : OがCになるよう追いやる
- leave : OをCのままにしておく
- see : OがCするのを見る*
- feel :OがCするのを感じる*
- name : OをCと名付ける*
- think : OをCだと思う*
*「see」以外のwatch、observe、look at、 noticeなども同様の使い方。
*「feel」以外にもhear、 listen to、なども「OがCするのを聞く」として使う。
*「name」以外にも「名付ける」「~とよぶ」など名付けに関する動詞は「call」、「declare」、「elect」、「chose」など
*「think」以外にも、「~と考える」など思考に関する動詞は「consider」、「believe」、「suppose」など
まとめ

いかがでしたでしょうか。
参考書を読むような感覚で読んでいただけたら幸いです。
この五文型はあくまでも英語の語順がこういうものなんだと知っておく程度のことであって、これを意識して喋っていたらスピードについていけません。
大事なのは語順です。
そのため、SVOCはSVCOとはしないというところやSVCC何て言葉はないというようなことは最低限知っておいて、意識せずともそうなれるようにしておけば、正しい英文作成ができると思います。
以下記事で紹介している文法参考書で5文型の基礎も学べるのでおすすめです。
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